名 称 白髭山 持明院 蓮寺
宗 派 高野山真言宗
ご本尊 不動明王
北陸不動尊霊場第二十五番札所
来歴
持明院は、弘法大師が弘仁年間(810年頃)に創立した高野山真言宗のお寺です。創立後、何度か戦火に巻き込まれましたが、澄遍僧都、子安地蔵尊一体を請来し、復興したとされております。
明治初期には神仏分離によって、明神社と寺を分けました。その頃は金沢駅前に位置していましたが、昭和33年以後の金沢駅前開発により環境が悪化し妙蓮が滅亡にひんしました。そのため、昭和46年に現在の土地に妙蓮を移植し、持明院も移転しました。
妙蓮池
持明院妙蓮縁起によりますと北國巡錫中の弘法大師が、白髭明神より霊告を受け、この地に池を作り、種をまいた所、不思議な蓮が咲いたそうです。その種は、弘法大師が唐へ渡った際に、インドの般若三蔵法師より授かったと言い伝えられております。
大正12 年3 月7 日に内務省より、学名を『妙蓮』と改め、国の天然記念物「持明院妙蓮池」として指定されていました。その後、池の移転により、国の生育地指定は昭和47年7月11日に解除されましたが、貴重な妙連の育成地として保存すべく石川県の天然記念物となりました。